2010年、もみ殻の有効活用を目指して産学官によるプロジェクトチームが発足されました。このプロジェクトが発足した富山県射水市は、米作りの盛んな地区として毎年3,000トンにもなるもみ殻が排出されています。もみ殻の処理は、野外焼却がおこなわれてきましたが、臭気等で周辺の生活環境に影響が出てしまいます。そのため、有償で処理する農家も出てきましたが、1トンあたり12,000円の処理コストがかかり農家の大きな負担となっています。
長年、別の地域でもみ殻リサイクルに関する研究は行われてきましたが、燃焼コントロールの難しさなど課題が多く事業展開が進んできませんでした。
当社もチームに途中から参画し、これまでの課題であったきわめて難しい温度制御にも成功し、2018年、もみ殻処理炉が完成しました。