北陸テクノ株式会社

アルミるつぼ炉

スパイラル炉

るつぼ式溶解保持炉

ルツボ炉の内壁にらせん状の突起を設け、炎の周回数を増加させる炉です。炎の周回数を増加させる事で、従来より多くのメリットが生まれます。

従来炉との比較

構造の比較

※スパイラルの坩堝状態は貼替施工後1ヶ月
※作業状態は、ダイカスト、ホットチャージ、平日20hr以上稼働

スパイラル炉

スパイラル炉は「課題対応新技術研究調査事業」により研究開発されました。研究開発の内容は、アメリカ 21st Heat Treating Society Conferenceにて発表。

従来炉

ルツボに直火が当たらないようにバーナーの向きを変更し炉内壁を炎が廻るように燃焼させています。
【問題点】ルツボの下部が局部加熱され穴があきます。

機能と特徴

特徴.01

スパイラル炉

炎がスパイラル状に回転することで、有効熱がルツボ全体に伝熱します。
炉内圧を制御して最適燃焼を図ります。

従来炉

炎が一周程度で排気口に向っています。

特徴.02

スパイラル炉

●昇温スピードアップ
フレームガイドに沿って炎が廻る為、ルツボ全体を炎で包みます。ルツボ全体に熱を伝えることで昇温スピードをアップさせます。

従来炉

坩堝の一部分のみで炎が廻っており、坩堝割れの原因となっています。

特徴.03

スパイラル炉

●不良率の低減
溶解温度のムラが無くなり、製品品質の均一に繋がります。

従来炉

坩堝が局部的に加熱され温度ムラが生じます。

特徴.04

スパイラル炉

●ルツボの長寿命化
ルツボの表面負荷が均一になるので、ルツボの一部のみに負荷がかかるのを防ぎ、ルツボの寿命を延ばします。

従来炉

製品の仕様

  • 炉体(1基)
  • 燃焼機器(1式)
  • 制御盤(1面)温度調節計、失火警報、ブロアー過負荷警報、湯漏れ検知警報

※詳細な使用につきましては、打ち合わせにより決定させていただきます。
※ルツボは別途お受けいたします。
※保温蓋等のオプションも有ります。